カテゴリー: 今さらだけど社内DXって何?

1. KKD(勘,経験,度胸)の”組織智”化

DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味は、多く存在し得ると思いますが、私がたどり着いた結論は「KKD(勘・経験・度胸)の『組織智』化」です。

昔から「KKDに頼った経営は会社をつぶす」と言われていますが、実際には優れた経営者ほどKKDが優れていることが多いのではないでしょうか。この点について少し考えてみましょう。

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2.社内DXのイメージ

デジタル・トランスフォーメーションという言葉がビジネスで一般的に使われるようになって、かなりの時間が経ちました。しかし、これを正しく理解し、実際に使いこなしている会社はどれほどあるでしょうか。単に「電子データ化」しただけで、DXを推進していると誤解している企業も少なくないのではないでしょうか。

総務省のDX定義(総務省「情報通信白書(令和3年)」より)

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3.活用する

DX推進における「活用」の重要性

デジタルトランスフォーメーション(DX)において最も重要なのは、分析された情報をしっかりと「活用」することです。逆に言えば、活用できない情報をどれだけ蓄積・分析しても、それは単なる自己満足に過ぎません。

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4.集約・分析する

KGIとKPIの設定とその重要性

目的が明確になり、ゴールが設定できたら、次のステップはその達成度を定量的に示すことです。ここで重要になるのが、流行の言葉でいえばKGI(Key Goal Indicator)やKPI(Key Performance Indicator)の設定です。

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5-1.蓄積する -(1)

経営管理DXにおける情報蓄積の重要性

経営管理DXで何をどう実現したいのかが決まれば、次のステップは必要な情報を蓄積することです。一見簡単に思えるこのプロセスですが、実際に進めてみるとさまざまな課題に直面することに気づくでしょう。
「システムに明細データが揃っているのだから、BIツールで集約すれば終わりだろう」と考えがちですが、実際には目的を達成できていないことが多いのです。

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5-2.蓄積する -(2)

情報の継続性の問題

『蓄積』においてもう一つ重要なのは、情報の継続性です。事業環境は常に変化し、それに合わせて情報を更新することが不可欠です。一方で、データは多くの場合、統計のソースとして利用されます。つまり、一定の期間同じ切り口(軸、ディメンションなど)でデータを蓄積しておくことで、情報として利用できるようになります。例えば、前期比較や三期比較などです。

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